キッコーマン「特濃調製豆乳」
トクホの豆乳を深く味わう
日本人間ドック健診協会推薦の豆乳飲料 「キッコーマン 特濃調製豆乳」
パッケージに「コレステロールが気になる方へ」のフレーズが目立つキッコーマンの特濃調製豆乳は消費者庁許可特定保健用食品(トクホ)の豆乳飲料、かつ日本人間ドック健診協会推薦といった健康を意識する人に気なる豆乳飲料だ。
このようなダブルのお墨付きがパッケージに表示されている飲料をみると正直言って味は期待出来ないと僕は考えてしまうところがある。
というのも青汁飲料で似たようなものがあり、はっきりいってまずかったからだ。
確かにトクホで日本人間ドック健診協会推薦の飲料となれば味がおざなりになってしまう事は分かる。
しかし豆乳だろうが青汁だろうが結局購入者にとって、それもリピートする購入者にとって重要な部分は「味」であると僕は考えている。
もちろん健康を意識する始めての購入者にとってトクホだったり日本人間ドック健診協会推薦の看板が大きく影響することは分かっている。しかしまずければ初回購入でお終い...これもまたドリンクの現実だろう。
因みに豆乳には調製豆乳と無調整豆乳と豆乳飲料の三種類がある。
Q、豆乳には、調製豆乳、無調整豆乳、豆乳飲料の3種があると聞きましたが、どう違うのですか。A、スーパーなどで売られている豆乳(類)商品は、JAS規格で3種類に分かれて定義されています。(無調整)豆乳と調製豆乳と豆乳飲料です。
水に浸したり、蒸したりした大豆を絞った乳白色の液状そのままの豆乳は、何も味付けしていないので無調整豆乳と言われます。この(無調整)豆乳に少々の塩や砂糖などで飲みやすくしたのが調製豆乳。この調製豆乳に果汁や紅茶(フレーバー)などで味付けしたものが豆乳飲料です。
ちなみに、単に「豆乳」と言われている無調整豆乳の"調整"と「調製豆乳」の"調製"とは、字が異なります。面白いですね。
日本農林規格(JAS)では、これに大豆固形分の割合やたんぱく質含有率を付帯して、3種類それぞれの規格を定義しています。(Q4参照)
●大豆:「大豆固形分8%以上」→大豆たんぱく質換算3.8%以上
●調製豆乳:「大豆固形分6%以上」→大豆たんぱく質換算3.0%以上
●豆乳飲料(果汁系):「大豆固形分2%以上」→大豆たんぱく質換算0.9%以上
(その他):「大豆固形分4%以上」→大豆たんぱく質換算1.8%以上豆乳Q&A | 日本豆乳協会より引用
今回味わうキッコーマンの「特濃調製豆乳」は調製豆乳になるので無調整豆乳のような厳しい味わいではないと思っている。
後は実際に飲んで僕なりの感想と評価してみたい。
キッコーマン「特濃調製豆乳」の原材料と栄養成分
原材料名
大豆(カナダ産)(遺伝子組換えでない)、砂糖、天日塩、乳酸カルシウム、乳化剤、糊料(カラギナン)、香料、ビタミンD
栄養成分(200.0mlあたり)
エネルギー109kcal、たんぱく質8.8g、脂質6.0g、炭水化物5.0g、ナトリウム186.0mg、カリウム372.0mg、カルシウム114.0mg、マグネシウム47.0mg、ビタミンD2.4μg、コレステロール0.0mg、レシチン316.0mg
特濃調製豆乳の味で見る部分となると砂糖と天日塩の部分だろう、これが入ってるとなるとそれほど厳しい味ではないのでは?と思える。
普通に飲料を購入する人はここまで細かく見ないはず、しかし原材料やナトリウムの量などは味に関わる部分なのでドリンク好きにとって気になるポイントだ。
大豆のの臭みを感じる味
キッコーマン「特濃調製豆乳」にさっそくストローを挿して飲んでみると口あたりが不味い。これは大豆の臭みのような味、そしてこの味は後味まで響くので苦手な人が必ずいる味になる。
商品名が「特濃調製豆乳」とあるだけあって味はかなり濃く、サラサラとした飲み心地ではない、つまり細いストローで飲む際にそれなりの抵抗感がある豆乳だ。
それでも調製豆乳だ、無調整豆乳のような厳しい味わいではないから飲める味、無理に飲み込むような味わいではない。大豆の臭みが苦手ではない人には難なく飲めるはずだ。
やはりトクホで日本人間ドック健診協会推薦の飲料となると味の面はこうなってしまうのだろうか、それでもキッコーマン「特濃調製豆乳」はよくやっている方だとは思うがもう少し何とかならないか?と思う部分が多々ある。
パッケージに表示されているコレステロールが気になる方へといった商品アピールも必要だろう。しかしせっかくのトクホで日本人間ドック健診協会推薦の飲料が初回購入で終わってしまっては勿体ない。
少々厳しいようだが僕はそんな風に考える。
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