日本におけるドリンクとは主に「飲料」を指します。
英語表示のdrinkとは「飲む」といった行為を示す動詞、日本における日常会話やネット記事、商品名に「~ドリンク」となっている場合も飲料を意味しています。
日本語カタカナで「ドリンク」を使用した例
スーパーやコンビニ等の小売店で販売されているドリンクには様々な種類があり代表的なものは清涼飲料水に区分けされる「果汁飲料」「炭酸飲料」「スポーツ飲料」などの飲料の部分をドリンクという文字で表現する場合が多い言葉や文字。
ドリンクを用いた例
- 果汁飲料→果汁ドリンク
- 炭酸飲料→炭酸ドリンク
- スポーツ飲料→スポーツドリンク
- 栄養飲料→栄養ドリンク
- エナジー飲料→エナジードリンク
本来であれば日本における飲料とドリンクは同じ意味を持つのですが「~ドリンク」のほうが分かりやすいものがあるのもドリンクの特徴的な部分です。
分かりにくい例
- 「栄養飲料を買ってきて下さい」
- 「コーヒー系の乳ドリンクを買ってきて下さい」
分かりやすい例
- 「栄養ドリンクを買ってきて下さい」
- 「コーヒー系の乳飲料を買ってきて下さい」
日本においては漢字の「飲料」とカタカナの「ドリンク」を使い分けて言葉にしたり商品名とする状況です。
会話における「ドリンク」の使い方
商品名を直接表現するよりも飲料の種類を伝える意味が強いのも「ドリンク」といった言葉の特徴です。
- 何かドリンクを下さい(何か飲み物を下さい)
- ドリンクメニュー(飲料メニュー)
- シュワっとするドリンクが飲みたい(炭酸飲料が飲みたい)
会話になると飲料では表現がかたい部分があり、飲料を「飲み物」と変換することで通常の会話になります。
そしてドリンクといった言葉の面白い部分は「飲料」「飲み物」のどちらでも通用する万能的な言葉、さらに「シュワっと」のような形容詞を加えてドリンクといった言葉で会話をすると炭酸飲料を相手にイメージとして伝えることが出来ます。
通常、お茶系の飲料では「ドリンク」を使わない
飲料をドリンクとする場合、とくに合わないものがお茶系の飲料です。
お茶系の飲料は「茶」といった文字に飲料・ドリンクの意味も含まれているので二重に飲料を指してしまう、つまり「茶」の場合はそれだけで完結しているので飲料もドリンクも付け加える必要がありません。
ただしお茶系飲料の場合は「~茶」の部分をカタカナ英語で「ティー」と表現したり付け加える場合があります。
ティーを用いた例
- 午後の紅茶(午後ティー)
- 抹茶(抹茶ティー)
- 烏龍茶(ウーロンティー)
「抹茶ティー」といった表現は正確に言えば変な言い方になるのですが通じる言葉、さらに抹茶に限っては「抹茶ドリンク」でも伝える相手にイメージが伝わる特殊な種類になります。
これは抹茶にミルクと混ぜた乳飲料の「抹茶ラ・テ」が存在するため。抹茶ドリンクと言えば純粋な抹茶ではなく抹茶と何かをブレンドした飲料をイメージできるのも面白いところです。
ドリンクの使い方で似たようなものは他にもあり、例えば「コーヒー」も同じように使われる傾向があります。例「カフェ・ラ・テドリンク」
関連用語「ソフトドリンク」
「ドリンク」と同じように使われる場合のある言葉「ソフトドリンク」はドリンクという言葉に具体性を持たせた意味の言葉になります。
日本におけるソフトドリンクの意味はアルコールを含まない飲料、飲食店のメニュー表で見かける「ソフトドリンク」を指します。
- 何かソフトドリンクを下さい(使わない表現)
- ソフトドリンクメニュー(アルコールを含まない飲料のメニュー)
- シュワっとするソフトドリンクが飲みたい(使わない表現)
日本においては炭酸飲料も果汁飲料も含めたソフトドリンクといった扱いになります。