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飲料原材料名に記載される食物繊維の「難消化性デキストリン」とは?

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難消化性デキストリン

難消化性デキストリンとは食物繊維不足を補うためにトウモロコシのでんぷんから作られたもの特定保健用食品(トクホ)の関与成分としても認められています。

難消化性デキストリンは食物繊維、その働きは?

難消化性難消化性デキストリンの働きは主に5つ、

  1. 食後の血糖値上昇抑制
  2. 食後の血中中性脂肪上昇抑制
  3. 整腸
  4. 内臓脂肪の低減
  5. ミネラルの吸収促進

飲料のパッケージで食物繊維配合をアピールしているものを詳しく見ると食物繊維(難消化デキストリン)となっている場合があります。

飲料の場合は食物繊維配合なので腸に優しい、お通じが良くなるといった商品への付加価値的な場合としてパッケージに記載されていることが多いです。

食後血糖値上昇抑制

難消化性デキストリンは粘度の高い溶液をつくり、胃から小腸への食物の移行を緩やかにする。また、拡散阻害作用、吸水・膨潤作用、吸着作用などがあり、摂取した食物は胃で消化され、緩やかに移行し、吸着され、吸収速度が緩慢となる結果、グルコースの吸収を緩慢にして血糖値の上昇を抑える[6]。
熟した果物などに含まれている水溶性食物繊維(難消化性デキストリン)は、食後の血糖値の急激な上昇の抑制[7][8]作用が報告されている。

食後中性脂肪上昇抑制作用

肥満防止
難消化性デキストリンは胃で膨潤することで食塊を大きくし、粘性を上げ、胃内の滞留時間を延ばし満腹感を与えることで効果を現す[要出典]。

コレステロール上昇抑止

ラットを用いた動物実験で、食物コレステロールの吸収抑制、コレステロールの異化・代謝・排泄の促進、胆汁酸の回腸からの再吸収阻害による代謝・排泄の促進などが報告されている[9]。

排便促進

難消化性デキストリンは、体重当たり5 - 10g/日(体重当たり)5日連続で、排便が改善されたとの報告がある[10]。

ミネラル吸収促進作用

短鎖脂肪酸を産生させる効果もあるため、体内にミネラルの吸収を促進すると示唆されている[11]。
過剰摂取による下痢

下痢発症のED50値は2.4g/kg体重と推定されている[10]。

難消化性デキストリン - Wikipediaより引用

飲料に記載されている「難消化性デキストリン」という文字まで確認する人はそれほど多くないでしょう。一般的にパッケージに書かれている「食物繊維配合」を見るだけ。

私のようなドリンクマニアは購入した飲料の細部まで確認するので健康系の飲料を飲む際に難消化性デキストリンはよく目にする成分です。

特定保健用食品(トクホ)飲料は難消化性デキストリン配合が多い

市販されている特定保健用食品(トクホ)飲料や機能性表示食品飲料の成分をよく観察していると難消化性デキストリンが成分に記載されているものが多くあります

www.drinkmenu.net

そのようなトクホ飲料、機能性表示食品飲料の商品としてのアピールポイントは腸の働きを良くする、食後の血糖値や食後中性脂肪が気になる人へ...といったフレーズが多く使われており、その理由として

「難消化性デキストリン(食物繊維)の働きにより...」

の文字がパッケージ背面等にに小さく記載されてる場合が多くみられる状態です。

食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、血中中性脂肪の上昇をおだやかにする

ペプシスペシャルゼロのパッケージより記載

大体このような文面がパッケージに記載されており追加のアピールとして「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」等も目立つように、そしてトクホのマークも目立つようにデザインされている場合が多々あります。

難消化性デキストリン配合の飲料はうまい?まずい?

難消化性デキストリンが成分に含まれている飲料は最近多くみられるようになり、色々な飲料を飲んで分かった事は難消化性デキストリンが含まれてるからといって「うまい・まずい飲料」にはならないということ。

私の経験では難消化性デキストリンはあくまで成分であって難消化性デキストリンが飲料の味に影響を与えてるとは思えません。

難消化性デキストリンが成分に含まれていて美味しい飲料もあればまずい飲料もありました。

飲料のパッケージデザインで難消化性デキストリンを大きくアピールしている商品は少なく、多くが「食物繊維配合」のような表示となっているのが現状です。

これは私の主観ですが飲料のパッケージデザインで食物繊維配合を大きくアピールしている飲料の場合は他にアピールする項目が少ない場合が多いのでは?と考えている部分があります。

しかし中にはキッコーマンの豆乳飲料シリーズのように商品の魅力を全くアピールしていなくパッケージデザインも美味しそうに見えなくとも美味い飲料もある...

ドリンクは本当に奥が深い世界ですね。