森永乳業の「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」
イソフラボンとカルシウムが同時に摂取できる豆乳+ミルク飲料を実際に飲んでレビュー
豆乳にミルクを加えたコクのある味わいで新しい豆乳習慣
2009年以降に成長を続ける豆乳飲料の市場、その背景には健康志向を考える消費者の影響もあってかスーパーではキッコーマンの豆乳飲料シリーズ多彩な商品ラインナップで大きな幅をきかせており紙パックの豆乳飲料は競合他社が食い込むのが難しいように思える現在の状態、
しかしキッコーマンの持つ豆乳飲料市場を競合他社が黙って見ているわけではない。
今回飲む森永乳業の「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」はイソフラボンとカルシウムが同時に摂れるをセールスポイントにしたチルドカップのドリンク、
しかも基本的には乳飲料のチルドカップ飲料なのでキッコーマンの紙パック豆乳飲料シリーズコーナーに陳列されるのではなくカフェラテ等で有名なマウントレーニアのようなチルドカップ飲料コーナーに陳列される商品なのだ。
数多くの豆乳飲料の中に埋もれるよりはチルドカップのカフェラテコーナーにぽつんと「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」が置かれていたほうが目立つに決まっているのであり森永乳業の戦略を感じるところだ。
そして森永乳業はチルドカップ飲料において似たような戦略を行っておりチルドカップのヨーグルトスムージーにおいてもヨーグルトコーナーに置かせるのではなくチルドカップ飲料コーナーに置かせているのが現状になる
ドリンク市場における売り場の棚争いは消費者の目からみても面白くもあり企業間の戦いの場でもあることがよくわかるのもドリンクの楽しみ方のひとつだ。
森永乳業「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」の原材料名と栄養成分
「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」の原材料名
豆乳(大豆を含む)、乳製品、砂糖混合果糖ぶどう糖液糖、乳、プルーン果汁、ブルーベリー果汁/乳化剤、香料、ピロリン酸鉄、pH調整剤
「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」の栄養成分表示(1本240ml当たり)
- エネルギー150kcal
- たんぱく質6.8g
- 脂質5.1g
- 炭水化物19.2g
- 食塩相当量0.18g
- カルシウム163mg
- 鉄8.3mg
無脂乳固形分4.5%、乳脂肪分1.1%、植物性脂肪分0.7%
イソフラボン5mg、果汁1%
森永乳業「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」パッケージより引用
パッケージある「一日分の鉄分」とは厚生労働省の鉄の食事摂取基準(mg/ 日)を超える量、推定平均必要量は一番高い数値の年齢が12歳~17歳で8.0mgとなっており森永乳業「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」の鉄は8.3mgなので余裕でクリアしている数値だ。
薄い牛乳と薄いブルーベリーの味わい
森永乳業「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」はフタ付のチルドカップ飲料、香りを確認するためにフタをあけて香りを嗅いでみるとブルーベリーの香り、ミルク的な香りはしない。
実際に飲んでみると口あたりからとても飲みやすい豆乳とミルクのブレンドで優しく健康的な飲み心地だ。
しかし味の面では薄い牛乳に薄いブルーベリーといったところ、コクは深くなく濃い味を好む僕としては満足度の低いドリンクになる。
豆乳とミルク ブルーベリー&プルーンは健康面を意識して飲むドリンクなのだろう、だからこそ豆乳、イソフラボン、カルシウム、鉄分のような成分をパッケージ全面に押し出している。
しかしパッケージはチルドカップ飲料であり”美味いですよ”な体でマウントレーニアのようなカフェラテ飲料と一緒に並んでいるはずるい。
チルドカップ飲料コーナーのドリンクは価格が高いものが多く、味の面で妥協が少ないものが多い。それは同社のマウントレーニアがよく物語っている。でも「豆乳とミルク ブルーベリー&プルーン」はチルドカップ飲料で美味そうな雰囲気にも関わらず味が薄く満足度が低いのだ。
このやりかたはズルいのではないだろうか、
そんな風に、僕は思う。
同シリーズのバナナミックスも飲んでみた、気になる人は参考にどうだろう。ブルーベリー&プルーンよりは美味いと評価している。