森永乳業「睡眠改善」
寝る前に飲めて睡眠の質を改善する機能性表示食品の睡眠サポートドリンクを実際に飲んだ感想と評価について
関与成分L-テアニンを配合した睡眠サポートドリンク「森永乳業 睡眠改善」
森永乳業から2022年9月13日に発売された「睡眠改善」は、L-テアニンを関与成分として睡眠の質を改善(起床時の疲労感を軽減)することを表示した機能性表示食品の睡眠サポートドリンクだ。
「睡眠改善」の特徴は虫歯の原因となる糖類不使用、さらにカフェイン・カロリーもゼロなので寝る前に飲める睡眠サポート飲料、
味はライチフレーバーに仕上げてある(無果汁)
テアニンを摂取すると脳がリラックス状態にあるときに出るα波が増加、興奮を鎮めて緊張を和らげる働きや心身をリラックスさせる効果が報告されている。
これはお茶や抹茶を飲んだ時に感じる「ほっとする」感覚に近いもので、抹茶や玉露には多くのテアニンが含まれている。
そのテアニンを配合したドリンクを寝る前に飲むことで睡眠の質が改善されるとアピールするのが睡眠サポートドリンク「睡眠改善」なのだ。
「睡眠改善」の原材料名と栄養成分表示
名称:清涼飲料水
原材料名:L-テアニン、酸味料、香料、甘味料(ステビア、スクラロース)、カラメル色素
内容量:125ml
【栄養成分表示 1本(125ml)当たり】
- エネルギー 0kcal
- たんぱく質 0.3g
- 脂質 0g
- 炭水化物 0.2g
- 食塩相当量 0g
機能性関与成分:L-テアニン 200mg
カフェイン 0mg
引用元:森永乳業「睡眠改善」125mlパッケージ
睡眠の質を改善する睡眠サポートドリンクは、ヤクルトY1000が注目・話題・品薄になる前からスーパーなどで売られていたが、その扱いは商品棚の隅っこ。
かつては目立たない場所に睡眠系ドリンクとして数種類が陳列される程度だった。
それがヤクルト1000が話題になり品薄になると、棚が空になったヤクルトY1000周辺に陳列されるように変化が起きた。
とはいえ実際のスーパーで消費者行動を観察すると、売り切れたヤクルトY1000の棚にある「ヤクルトY1000はおひとり様2本まで」の張り紙を読んだ後に隣の睡眠系ドリンクを手に取るも結局買わない...といったシーンをよく目にする。
これはヤクルトY1000が睡眠の質向上に効果的・よく効くと思っているからこその消費者行動なのだろう。
そんなヤクルトY1000の人気っぷりに対抗すべく森永乳業は商品名そのものを「睡眠改善」とする潔い丸出し感、
睡眠系ドリンクの需要増加に伴い、真っ向からシェア争いに挑むようなドリンクなのだ。
スゲー薄味のライチウォーター
森永乳業「睡眠改善」の紙パック上部をハサミで切り取り、内容液の香りをチェックすると南国の生っぽいライチの香りだ。
あまり美味そうな香りではないのでストローで飲んだほうが良いと思う。
実際に飲むとかなり薄味のライチウォーター、味っ気が弱く、人工甘味料の甘さがけっこう気になる味になる。
「睡眠改善」を飲んでいる最中からお茶や抹茶のようにホッとするリラックス感はないのだが、グビっと飲み終えた後に精神の落ち着きを多少感じる部分がある。
これがテアニンの効果だと思うが、眠くなるような感覚はない。
とはいっても正直言って「睡眠改善」美味しいとは思えないが、カフェインゼロ・糖類不使用なので寝る直前にグビっと飲めてしまう良さがあるのは評価できる。
睡眠改善を飲んで寝た翌朝はいつも通り、多分リラックスした睡眠だったのだろう...といった感想だ。