アサヒ飲料「三ツ矢特濃メロンスカッシュ」
メロンシロップと静岡県産マスクメロンのエキスを使用した炭酸飲料を実際に飲んだ感想と評価について紹介
- 商品名:三ツ矢特濃メロンスカッシュ
- 容量:PET500ml
- 希望小売価格:160円(税別)、173円(税込)
- 品目:炭酸飲料(果汁10%未満)
- 発売日:2023年7月11日
- 地域 :全国
果実をほおばったような濃厚な味わい「三ツ矢特濃メロンスカッシュ」
アサヒ飲料から2023年7月11日に発売された「三ツ矢特濃メロンスカッシュ」は、メロンシロップと静岡県産マスクメロンのエキスを使用することでメロンをほおばったような濃厚な味わいが楽しめる果汁率10%未満の炭酸飲料だ。
三ツ矢ブランドの果実系炭酸として定着している三ツ矢特濃シリーズ、最初は果汁率20%にもなる濃いめの炭酸飲料として発売された「三ツ矢特濃オレンジスカッシュ」になる。
そこから着実にブランド力をつけ販売数は倍々...と着実に認知度を上げ、2023年では果実系として売れ筋商品にまでのし上がってきたシリーズなのだ。
アサヒ飲料としては特濃シリーズを2021年~としているが、これは正確ではない。第一弾は2020年4月7日発売の三ツ矢特濃オレンジスカッシュ、現在のパッケージデザインに定着したのが2022年からになる。
「三ツ矢特濃メロンスカッシュ」原材料・栄養成分表示
名称:炭酸飲料
原材料名:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、メロン果汁、メロンシロップ、メロンエキス/炭酸、香料、酸味料、ビタミンC、ベニバナ黄色素、クチナシ青色素
内容量:500ml
【栄養成分表示(100ml当たり)】
- エネルギー 51kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 13g
- 食塩相当量 0.01g
引用元:三ツ矢特濃メロンスカッシュ PET500mlパッケージ
メロンソーダについて
炭酸飲料として昭和時代から出回る多くのメロンソーダは、着色料で液色を緑に、香料でメロンっぽい雰囲気の香りに、そして甘さと酸味を加えた炭酸飲料にすることでメロンみたいな感じにしているものが多い。
というか、それが昔からの流れであり、所謂かき氷のシロップと同じやり口で味は全て一緒...みたいな感じだ。
そのようなメロン風炭酸が悪いとは言わないが、令和時代ともなれば消費者の味覚は肥え、完全なるネット時代になってしまうとかき氷シロップの味も表に出た常識となり、もはや誤魔化しは通用しない時代になってきているように思える。
そんな中でもアサヒ飲料はメロンシロップやメロン果汁を使った商品をしぶとく発売してきた経緯があり、しかもメロンソーダはリアルなメロン味を表現しない方が良いのでは?なんて声もある。
では「三ツ矢特濃メロンスカッシュ」はどうか?となると、果汁率10%未満の強気なメロン炭酸、ここまでのものは過去を見ても極小なはずであり、商品名こそ素朴でありつつも内容は普通じゃない、チャレンジしまくった商品なのだ。
メロン味は濃厚でない、しかしリアルな味
「三ツ矢特濃メロンスカッシュ」を開栓して香りを嗅ぐと、完全にマスクメロンの香り!、甘くてみずみずしいマスクメロンをその場に出された時のワクワク感をイメージさせる香りだ。
実際に飲むと、甘さ強めのリアルなメロン味...とはいってもメロン味はそこまで強くなく、少なくとも濃厚ではない。
とはいえ、これ以上メロン味を強くしてしまうと炭酸飲料として厳しい、不味くなってしまうようにも思える...つまりリアルメロン味のギリギリを攻めた炭酸飲料だ。
さらに評価を付け加えると、「三ツ矢特濃メロンスカッシュ」は甘酸っぱい。
メロンなのに甘酸っぱい、甘いは分かるが酸っぱいとは...と疑問を感じる人も多いだろう。
しかしこれには理由があり、メロン炭酸として飲みやすくするにはある程度の酸味が必要であり、酸味がないとメロンの甘汁炭酸になって不味くなってしまう側面がある。
以上のことを踏まえて「三ツ矢特濃メロンスカッシュ」を評価すると優秀になるが、だからといって美味しいとは評価できないもの事実。
リアルなメロン味を炭酸飲料で表現してしまうと、どうしても好き嫌いが分かれてしまうのだ。
それでもアサヒ飲料のチャレンジ精神は素晴らしいと評価できる。