サントリー「スティング エナジー(ゴールド)」
東南アジアを中心に人気のエナジードリンクを実際に飲んで感想と評価をしてみよう
日本版の「スティング エナジー(ゴールド)」は終売しています
日本版「スティング エナジー(ゴールド)」
2019年5月28日にサントリーから新発売となったスティング エナジー(ゴールド)は自動販売機限定発売のエナジードリンク...と、サントリーが公式で発表しているにも関わらずネットでスティング エナジー(ゴールド)が購入出来てしまうのが現状だ。
エナジードリンク「スティング(STING)」は東南アジアを中心に人気のあるエナジードリンク、日本ではサントリーが10代~20代男性をメインターゲットに炭酸の刺激を強めて高めの糖配合に調整したドリンク、輸入飲料ではない。
そんなスティング エナジー(ゴールド)は商品名のSTINGからして”サソリの味”のように感じてしまうがそれはあくまでイメージ、サソリの一撃のようなパンチのある飲み応えを商品名で表現しているだけ。
それでもスティング エナジー(ゴールド)はサソリにこだわる姿勢が突き抜けておりやり過ぎとも思えるイメージムービーは「サソリ戦隊スティンガーズ」状態となっておりメチャメチャ感が凄いことになっている。
スティングエナジー(ゴールド)のハチャメチャっぷりは実に手が込んでおり公式サイトでもやりたい放題な世界観を圧倒的に表現(公式サイトは閉鎖)
スティンガーズの踊りである「サソリステップ」の方法を詳しく解説までしている。
スティンガーズの踊りである”サソリステップ”の方法を詳しく解説して何の意味があるのか?と思われがちだがそれは違う、一見すると飲料とは何の関係もないスティンガーズだが一つの商品に対して世界観を作り出す手法はブランド育成方法の手段。
それは初めから万人受けを狙うのではなく最初は一部のコアなファンを育成する、その一部のファンがスティングの世界観を良くも悪くも世間に広めて認知度を上げる、上手くゆけばブランド力が上がる...
賭けの要素が大きいものの日本におけるエナジードリンク市場でレッドブルとモンスターに後発のエナジードリンクで勝負を挑むのならこれぐらいやらなければ無理だ。
このような独特な世界観を作り上げる手法は2019年7月に新発売されたコカ・コーラエナジーもやっている。
あの大企業であるコカ・コーラですらレッドブルとモンスターに勝負を挑むために変わった事をやるのだ、それほどまでにレッドブルとモンスターは強い。
スティング エナジー(ゴールド)の原材料名と栄養成分表示
スティング エナジー(ゴールド)の原材料名
砂糖/酸味料、炭酸、アルギニン、香料、メタリン酸Na、カラメル色素、保存料(安息香酸Na)、カフェイン、ナイアシン、パントテン酸Ca、ビタミンB6
スティング エナジー(ゴールド)の栄養成分表示(100mlあたり)
- エネルギー65kcal
- たんぱく質0g
- 脂質0g
- 炭水化物16.2g
- 食塩相当量0.10g
- ビタミンB6 0.9mg
- ナイアシン9.9mg
- パントテン酸 0.6~4.8mg
- アルギニン120mg
- カフェイン19mg
サントリースティング エナジー(ゴールド)250ml缶パッケージより引用
スティング エナジー(ゴールド)の原材料名や栄養成分表示を見る限りエナジードリンクの要素は満たしている、だがエナジードリンクを購入する層としては原材料名や栄養成分表示を見て効果を期待する人は少ないだろう。
それよりも圧倒的に味の問題、癖が強くてもいいからインパクトのある味でしかも美味い...これがエナジードリンクに求められている一番の要素、
レッドブルはこの一点に集中して”翼をさずける”と、はっきり言ってよく分からないけど素晴らしいドリンクである...のブランドイメージを作り上げてきた。
果たしてサントリーのスティング エナジー(ゴールド)はどうだろうか、これから飲むのが楽しみである。
レッドブルをさらに甘くした味、パクってる感があるが美味い!
スティング エナジー(ゴールド)のプルタブをあけて香りを嗅ぎまくってみるとレッドブルの香りに近い...というよりも殆ど同じような香りだ。
冷蔵庫で完璧に冷やした状態のスティングエナジーゴールドを実際に飲んでみると味の面でもレッドブルに近い...いや、もうハッキリ知ってしまおうか、
レッドブルを更に甘くした味と表現するべきだろう。
スティング エナジー(ゴールド)はレッドブルのように唾液をジュワジュワと出させるような飲み応えでキメの細かい炭酸の刺激も心地よい、甘さが残りはするが美味い。
それはもうレッドブルのようにうまいエナジードリンクだ。
スティング エナジー(ゴールド)は噂通りの甘さではあるもののエナジードリンク的な味わいは十分に楽しめるしパンチのある味であるのは事実、高評価するしかない。
だがしかし、この味はレッドブルのパクりと言われても仕方が無いのもまた事実、僕にはスティング エナジー(ゴールド)とレッドブルの違いは甘さの強さしかないと思っている。
レッドブルからすれば「スティングの野郎...」な気持ちかもしれないがそこはエナジードリンク界の王者たる存在なのだから真似されても仕方が無い部分はあるだろう、
王者とは常に挑戦者がいるからこそ王者でいられるのだ。
スティング エナジー(ゴールド)がコンビニのエナジードリンクコーナーで良く目にするようになった時には一悶着起きそうな予感がするのは僕だけの意見ではないはずだ、サントリーも随分と攻めてきた感がある。
レッドブル好きな人は是非一度スティングエナジーゴールドを試して欲しい、
「甘い、だがしかし美味い...」
このように評価してしまう未来が僕には見える。