アサヒ飲料「三ツ矢サイダークラシック1989」MITSUYA Cider Classic 1989
1989年当時の味わいを現代風に再現した三ツ矢サイダーを実際に飲んだ感想と評価について
砂糖の味がしっかり、1989年の三ツ矢サイダーを限定復刻「三ツ矢サイダークラシック1989」
アサヒ飲料から2022年7月26日に期間限定で発売された「三ツ矢サイダークラシック1989」は、1989年に発売していたツ矢サイダーの商品設計をベースに、当時の味わいを現代風に再現した限定復刻版の三ツ矢サイダーだ。
アサヒ飲料のニュースリリースでは現在発売されている三ツ矢サイダーより砂糖の味がしっかり感じられる、
パッケージでは素朴な甘みとすっきりした酸味として三ツ矢サイダークラシック1989の味を表現している。
だがアサヒ飲料が過去に発売してきた限定復刻の三ツ矢サイダーは、現在の三ツ矢サイダーとあまり変わらない...これが本音だ。
これが意味するところ、それは三ツ矢サイダーは昔から完成されていた味わい。または現代風の限定復刻版は甘さや酸っぱさを微妙に変化させただけのもの。
このどちらかではないかと考えている。
三ツ矢サイダークラシック1989の原材料名と栄養成分表示


名称:炭酸飲料
原材料名:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)/炭酸、香料、酸味料
内容量:500ml
【栄養成分表示(100ml当たり)】
- エネルギー 40kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 10g
- 食塩相当量 0.01g
三ツ矢サイダークラシック1989 PET500mlパッケージより引用
三ツ矢ブランドは今回の三ツ矢サイダークラシック1989以外にも過去に様々な限定復刻商品を発売した経緯があり、とくに2020東京オリンピックに向けての限定復刻商品をかなり出してきた。
その後2020年東京オリンピックが延期になると2021年に向け再び限定復刻を出す流れに、2021年東京オリンピックが終わった後も緩やかだが三ツ矢ブランドの限定復刻を継続している状態だ。
このような限定復刻商品は、似たような方式でいくらでも発売できるのでは?と思える部分がある。
通常の三ツ矢サイダーに比べて若干甘さが強い
三ツ矢サイダークラシック1989を開栓して香りを嗅いでみると、柑橘感があるいつもの三ツ矢サイダーと同じだ。
香りに関しては1989年も2022年も変わりがないだろう。
実際に飲むと通常の三ツ矢サイダーを少し甘くしたような味わいだ、確かに砂糖を感じる味に仕上がっている。
「美味い/不味い」で評価すると、現代に三ツ矢サイダーとほぼ同じ味わいなので当然うまい。
だがどうしても疑問に思えるところ、それは「三ツ矢サイダークラシック1989」が本当に1989年の味なのか?といった部分だ。
アサヒ飲料の『商品設計をベースに、当時の味わいを現代風に再現』が様々な意味で捉えられる部分にも問題がある。
過去に発売された復刻版の三ツ矢サイダーも全て現代風に表現したもので当然のように美味い、そして通常の三ツ矢サイダーとあまり変わらない。
なんだか商品名だけ微妙に変えて味はほとんど同じ感が否めないのだ。
それでも美味いのが三ツ矢サイダー、アサヒ飲料は限定復刻版をいつまで続けるつもりなのだろうか?