ポッカサッポロ「発酵果実みかん&レモン」
レモン果汁と温州みかん果汁をベースに発酵素材2種類を加えた発酵ブレンド飲料を実際に飲んだ感想よ評価について紹介
- 発売日:2023年6月19日
- メーカー希望小売価格(消費税別):160円
- 内容量:PET 500ml
ポッカサッポロフード&ビバレッジとヤクルトの協業して開発商品「発酵果実みかん&レモン」
ポッカサッポロから2023年6月19日に期間限定で発売された「発酵果実みかん&レモン」は、温州みかん果汁を発酵させた「乳酸菌はっ酵みかん果汁」と、レモン果汁を発酵させて作った「レモンビネガー」の2種類の発酵素材を使用した果汁率3%の発酵素材ブレンド飲料だ。
「発酵果実みかん&レモン」はポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社と株式会社ヤクルト本社との間で締結した業務提携契約に基づいて開発されたコラボ商品、
そこには両社が保有する経営資源のシナジーを発揮しあうことで「植物性素材と乳酸菌のチカラで毎日の健康とおいしさを提供する」をテーマとして開発されたのが「発酵果実みかん&レモン」なのだ。
ポッカサッポロ側は酸度が高く発酵させることが難しいレモン果汁を独自開発の製法で発酵させて作ったレモンビネガーを使用、
ヤクルト側は温州みかん果汁と相性の良い乳酸菌LP0132を使用して温州みかん果汁を発酵させた「乳酸菌はっ酵みかん果汁」を使用することで、レモン果汁と温州みかん果汁をベースに複雑味があるまろやかで飲みやすく発酵果実ドリンクを作ったというわけだ。
ただし、ヤクルトとしては温州みかん果汁を「乳酸菌LP0132」で発酵させた乳酸菌はっ酵果汁飲料「ヤクルトのおいしいはっ酵果実」を既に発売しており、ポッカサッポロとヤクルトがコラボしたダブル発酵素材飲料といった部分が肝になるドリンクなのだ。
「発酵果実みかん&レモン」原材料・栄養成分表示
名称:清涼飲料水
原材料名:レモン果汁(レモン(アルゼンチン))、果糖ぶどう糖液糖、はっ酵うんしゅうみかん果汁、うんしゅうみかん果汁、醸造酢/酸味料、ビタミンC、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料、カロチノイド色素
内容量:500ml
【栄養成分表示(100ml当たり)】
- エネルギー 9kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 02.3g
- 食塩相当量 0.1g
- ビタミンC 20~74mg
クエン酸:1本当り2700mg
引用元:「発酵果実みかん&レモン」PET500mlパッケージ
温州みかん(うんしゅうみかん)とは、ごく一般的なみかんのこと。発酵素材に適したミカンといったわけではない。
ヤクルトの「乳酸菌LP0132(L. プランタルム YIT 0132)」には、花粉、ホコリ、ハウ スダストなどによる鼻の不快感を軽減する機能があることが報告されている乳酸菌だ。
酸味にコク深さがあるミカンレモンドリンク
「発酵果実みかん&レモン」を開栓して香りを嗅いでみると、ふわっと香りレモンの香り、みかんの香りはほとんどゼロだ。
実際に飲むと甘酸っぱくもスッキリしたまろやかレモン&みかんドリンク、メイン味はレモンになっている。
特筆すべきはコク深い酸っぱさで、ミカンやレモンといった柑橘系なのに「まろやか」「すっきり」感があるのがダブルの発酵素材によるものなのだろう。
ただし「発酵果実みかん&レモン」をスゲー美味いとは評価できない。
どうしても人工甘味料の嫌な甘さが後を引いてしまうので、せっかくの「まろやか」「すっきり」を台無しにしているように思う。
これさえなければミカン&レモンの優しくも酸っぱいウォーターとして高評価なのだが...そこは色々な事情があるのだろう、どちらかといえば低評価なドリンクだ。