伊藤園「TULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATA」タリーズコーヒー ブラック&ソーダ ガッサータ
ブラック無糖コーヒーに炭酸を入れた炭酸コーヒーを実際に飲んだ感想と評価について紹介
- 発売日:2023年5月8日
- 希望小売価格(税別):176円
- 容量:370mlリキャップボトル缶
炭酸入り無糖コーヒー「TULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATA(ガッサータ)」
伊藤園から2023年5月8日に発売されたタリーズコーヒーブランドの新商品「TULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATA(ガッサータ)」は、アラビカ種コーヒー豆を使ったエスプレッソコーヒーに炭酸を加えた新感覚のコーヒー入り炭酸飲料だ。
商品名にあるGassata(ガッサータ)とはイタリア語で”炭酸”を意味する言葉で、
TULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATAはイタリア南部のCalabria(カラブリア)州で古くから伝わるエスプレッソソーダに着想を得て開発された商品なのだ。
コーヒーに炭酸が入った炭酸飲料、または炭酸入りのコーヒー飲料とも表現できるタリーズコーヒー ブラック&ソーダ ガッサータは、一見するとゲテモノ飲料のようにしか思えず、やってみた系ドリンクをそのまま商品化したような印象がある人も多いはず。
または『コーヒーに炭酸!』『炭酸コーヒー!』と目新しさを感じる人もいるはずだ。
しかし日本では数年周期で炭酸コーヒーが大手飲料メーカーから発売される傾向があり、世間が忘れたころにやってくる、炭酸コーヒーを知らない世代が育ってきた頃にやってくる感が否めない現実がある。
そして2023年は伊藤園がタリーズブランドで炭酸コーヒーにチャレンジしてきたといった流れだ。
TULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATA(ガッサータ)原材料・栄養成分表示


品名:コーヒー入り炭酸飲料
原材料名:コーヒー(コーヒー豆(コロンビア、インドネシア))/炭酸ガス、香料、酸味料
内容量:370ml
【栄養成分表示 100ml当たり】
- エネルギー 0kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 0.4g -糖類 0.002g
- カリウム 20mg
カフェイン:12mg/100mlあたり
引用元:TULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATA(ガッサータ)370ml缶パッケージ
炭酸コーヒーは一発屋
タリーズガッサータの発売をもって大手メディアはアホみたいに炭酸コーヒー!、コーヒーの炭酸飲料!と興奮したウェブページを公開、そして「黒泡」「美味い」「新しい」と話題作りで躍起になっている雰囲気がある。
だが過去に発売されてきた炭酸コーヒーは発売当初こそ話題になるも、最終的にはほとんど不味い・低評価で終わった経緯があり、一発屋的な商品...これが現実だ。
本当に美味しい飲料ならば継続して販売され、大手飲料メーカー各社がこぞって類似商品を出しまくるはずなのにそうならない、数年周期で炭酸コーヒーが出てくるのが答えになっている。
TULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATA(ガッサータ)もまた一発屋なのか、実際に飲んでみよう~!
これまでの炭酸コーヒーとは違い、酸味がある黒ビールに近い感覚
TULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATA(ガッサータ)を開栓して香りを嗅ぐと、完全にブラックコーヒーの香り。
炭酸飲料っぽさが全く感じられない香りだ。
実際に飲むと酸味強めのブラック無糖コーヒーに炭酸をぶち込んだ炭酸飲料なのだが、これまでに大手飲料メーカーから発売されてきた不味い炭酸コーヒーとはかなり違う!
具体的には酸味が強い黒ビールっぽいイメージが強く、コーヒーをやっている感覚が弱いのがポイントだ。
じゃあTULLY’S COFFEE BLACK&SODA GASSATA(ガッサータ)は美味い?と聞かれると、苦みがある黒ビールや炭酸水が好きな人はそれなりに美味しく飲めると思う。
単純にコーヒー入り炭酸飲料で考えると、ソフトドリンク市場では不味い・低評価される可能性が高い...ようはビールの味を知っていなければガッサータは美味しく飲めないということだ。
これはコーヒーや炭酸飲料の棚に陳列するのではなく、ノンアルコール系ドリンクコーナーで海外のお洒落なノンアルスタイルのようなイメージ戦略の方が良いのではと思うところ、
一応ボトル缶には「黒泡」のシールを貼ってはいるものの、ノンアルっぽさが表現できているとは思えない。
それよりも「ブラックコーヒー×炭酸=黒ビール」ぐらいのキャッチコピーを持った方が消費者に分かりやすいはずだ。