サンガリア:紅茶姫(マイルドミルクティー)
どこかで見たことがあるようなパッケージデザインのミルクティーを実際に飲んだ感想と評価について
2022年11月現在、紅茶姫マイルドミルクティーはネット通販市場にほどんど存在していない状態です
セイロンとアッサムをブレンドしたミルクティー「紅茶姫」マイルドミルクティー
サンガリアが発売する「紅茶姫」はインドのアッサム地方で栽培されるアッサム茶葉とスリランカのセイロン茶葉をブレンドしたミルクティーだ。
サンガリアとしてはマイルドミルクティーとしている缶のミルクティーになる。
紅茶姫の面白いところ...というよりもパッケージデザインだが、配色・文字フォント・全体的な雰囲気をどこかで見たことががあると思う人が多いはずだ。


そう、紅茶姫はコカ・コーラの紅茶花伝ロイヤルミルクティーの雰囲気にどことなく似ているのだ。
もちろん全体的なイメージが似ているだけでパクリではない、ホワイト×ブルー×ベージュの配色にクラウンはロイヤルミルクティーの王道っぽい雰囲気なので似てしまうのは仕方がないことだろう...
とはいってもサンガリアのこれはロイヤルミルクティーではなくマイルドミルクティーなのだが。
ただ僕に限っていえば自販機でサンガリアの紅茶姫を目撃した時に
『こ...これは(笑)』
と思わずにやけて衝動的に購入してしまったのも事実、似たような感覚で紅茶姫が気になっている人もいるはずだ。
サンガリア「紅茶姫」マイルドミルクティーの原材料名と栄養成分表示


【サンガリア「紅茶姫マイルドミルクティー」の原材料名】
品名:紅茶飲料
原材料名:砂糖(国内製造、オーストラリア製造)、紅茶、脱脂粉乳、ココナッツオイル/乳化剤、ビタミンC、香料
内容量:185g
【サンガリア「紅茶姫」の栄養成分表示(100gあたり)】
- エネルギー 37kcal
- たんぱく質 034g
- 脂質 0.8g
- 炭水化物 7g
- 食塩相当量 0.015g
サンガリア「紅茶姫」185g缶パッケージより引用
実はサンガリアの紅茶姫には、今回飲むマイルドミルクティーの他にロイヤルミルクティーも存在しているのだ。
ロイヤルミルクティーとは?
ではロイヤルミルクティーとは一体何なのか?
マイルドミルクティーとは?
ロイヤルミルクティーとはお湯で茶葉を煮出した後に牛乳を加えて煮たもの、または茶葉を直接牛乳で煮出したもの、または牛乳と水で割ったものを開いた茶葉に蒸らしたもの...
コレ!といった製法が決まっていないのがロイヤルミルクティー、そしてロイヤルミルクティーはイギリス王室の...のようなイメージがあり外国から来た紅茶といった”説”がある。
それ以外はロイヤルミルクティーは和製英語、日本で生まれた飲みものといった説もある。
元を辿ると茶にミルクを入れて飲む習慣はモンゴルやヨーロッパとなり、ミルクティーで考えると外国から来たものになる。
だがロイヤルミルクティーといった名称の背景を探ると和製英語の日本生まれが正しいのではないかと僕は考えている。
では紅茶姫のマイルドミルクティーとは?
これはサンガリアが作った造語になるのだろう、
とくに製法や由来などがない名称になり、紅茶姫のマイルドミルクティーがマイルドミルクティーの味となる...というよりもマイルドミルクティーは紅茶姫しかないのでそうするしかない。
製法などはすっ飛ばしてセイロンとアッサムをブレンド、そこに脱脂粉乳やココナッツオイルなどを加えたものをマイルドミルクティーとする...単なる缶のミルクティーだがこれしかない。
こんな状態なのだから、例えば「ジェネラルミルクティー」や「グレートミルクティー」なんてものを好き勝手に造語してそれっぽい雰囲気の醸し出し商品化することも可能だ。
※ジェネラル(general)の意味は「一般的」、グレート(great)の意味は「偉大な」
ごく普通の一般的なミルクティー
紅茶姫マイルドミルクティーのプルタブをあけて香りを嗅いでみると紅茶の香りが強めに香ってくる。
これはセイロンとアッサムのブレンド茶葉使用だからなのか、香りはグッドだ。
実際に飲むとマイルドな甘さの優しいミルクティー...なんて表現をすれば高評価している感じだがごく普通の一般的な市販ミルクティーとなっている。
ミルクティーの決め手となるミルクだが牛乳感はなし、原材料が脱脂粉乳・ココナッツオイルのミルク感で水と油を均一に混合する乳化剤を使っているのだから当たり前の話だ。
想像しやすい味のイメージは普通の紅茶にコーヒーポーションを垂らして混ぜたような味と表現すれば分かりやすいだろう。
つまりマイルドミルクティーとは高級な味わい・上品な味わいのミルクティーではなく、紅茶にコーヒーポーションを垂らしたような香りが良い普通のミルクティーということになる。