アサヒ飲料「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」
果汁やシロップを炭酸で割ったフルーツパンチを表現した炭酸飲料を実際に飲んだ感想と評価について
4種類の果汁を使用した昔ながらの味わい「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」
アサヒ飲料から2022年10月11日より期間限定で発売された「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」は、 4種類の果汁(レモン、マンゴー、オレンジ、リンゴ)をブレンドした果汁率2%の炭酸飲料だ。
三ツ矢ブランドは毎年秋になるとフルーツパンチを期間限定で発売しており、年度によりブレンドするフルーツを変更することで毎年違う味にしている。
2022年版となる「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」は果汁やシロップを炭酸で割った昔ながらのフルーツパンチといったコンセプト。
近年は日本の果実や特産フルーツを使用したフルーツパンチが多かったが、2022年版はレモン、マンゴー、オレンジ、リンゴなので素朴なブレンドに、昔ながらのフルーツパンチといったコンセプトに沿った内容になっている。
「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」の原材料永と栄養成分表示
名称:炭酸飲料
原材料名:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ぶどう糖)、果汁(レモン、マンゴー、オレンジ、りんご)/炭酸、酸味料、香料
内容量:500ml
【栄養成分表示(100ml当たり)】
- エネルギー 44kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 11g
- 食塩相当量 0.02g
引用元:三ツ矢フルーツパンチクラシカル PET500mlパッケージ
「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」は三ツ矢ブランドのフルーツ系炭酸で多く使用されているフルーツクオリティ製法で作られている。
フルーツクオリティ製法とは、フルーツ炭酸のおいしさを追求した三ツ矢ブランドならではの製法だ。
当サイトでは三ツ矢ブランドのフルーツクオリティ製法を高く評価しており、これがあるとないとではフルーツ炭酸の美味さがだいぶ違うと考えている。
フルーツクオリティ製法のポイントは、殺菌した中身液を事前に殺菌した容器(ボトルとキャップ)にクリーンな空間で内容液を充填することでキャップを締めた後の加熱殺菌工程を省いている。
これにより、従来の製造方法より炭酸飲料の液体中に残存する香気成分が約10%アップ、華やかでフレッシュな香りが愉しめるようになっているのだ。
さらに三ツ矢ブランドのフルーツ炭酸は人工甘味料を使わないものがほとんど、「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」も当然使われておらず、人工甘味料のイヤな甘さと後味がないのも三ツ矢ブランドのフルーツ炭酸の特徴でもある。
では2022年版となる「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」の味はどうなのか、実際に飲んでみよう~!
アップルとマンゴーを主体にした素朴な味のフルーツパンチ
「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」を開栓して香りを嗅いでみると、アップルとオレンジの香りが強めだ。
香りだけでいえばアップル炭酸?と感じるはず。
実際に飲むとアップルとマンゴー味をメインにした甘酸っぱいフルーツパンチに仕上がっている。
後味はスッキリして飲みやすく、甘ったるくもない、爽やかに飲めるフルーツパンチ炭酸だ。
だが全体を通してフルーツミックスの味は濃くなく、フルーツパンチのシロップや果汁を炭酸で割った感じは弱い。
とくにシロップ感は全くない。
三ツ矢ブランドで発売されてきたフルーツパンチの中では「普通」程度の評価であり、美味しさでいえば2021年版の三ツ矢フルーツパンチの方が格上だ。
2021年版と2022年版の大きな違いは果汁率とパイナップルであり、2021年版は果汁10%未満、2022年版は果汁2%、
また2022年版は(レモン、マンゴー、オレンジ、リンゴ)のブレンドで、フルーツパンチで欲しい果実のパイナップルがない。
レモンではなくパイナップルをブレンドしたほうが旨いと思うのだが...そこは一般的でどこにでもあるフルーツを使うことでクラシカルなフルーツパンチということなのだろうか。
「三ツ矢フルーツパンチクラシカル」は不味くは無いが面白みやワクワク感が欠けたフルーツパンチだ。