アサヒ「特産 三ツ矢 福岡県産あまおう」
期間限定で発売される特産三ツ矢シリーズの福岡県産あまおう炭酸を実際に飲んだ感想を評価について
「特産 三ツ矢 福岡県産あまおう」は終売しています
アサヒ飲料”特産三ツ矢シリーズ”限定生産『福岡県産あまおう500mlPET』
アサヒ飲料から2020年12月1日に期間限定で発売された「特産 三ツ矢 福岡県産あまおう」は福岡県産のあまおう果汁1%を使用した限定生産・期間限定の炭酸飲料だ。
あまおうとは苺の品種で「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字をっての”あまおう”と、「甘いいちごの王様」という意味も含めてと命名された品種だ。
とはいってもあまおうの命名は一般公募によるところ、
あまおうがこれだけメジャーになった背景を考えると世の中には優秀な商品名やキャッチコピーを考える人がいるもんだ....と驚く。
福岡県産のあまおうは同じく福岡県産の「とよのか」の後継として作られた品種、だがあまおうの糖度はモノによるが9度~14度の範囲となり実は甘さが強い品種ではない。
糖度だけで言えば徳島県の「さくらももいちご(糖度15~18度)」や北海道の「夏瑞(16~18度)」、埼玉県の「あまりん(14~18度)」のほうが上である。
それでも福岡県のあまおうが”美味い苺”として知名度が高い理由はその大きさと果肉の硬さだろう、あまおうは果肉が硬い苺で流通の際に傷かつきにくい「扱いやすい苺」とされている。
またあまおうは外観のまん丸っぽさや赤さもあり、店頭に並べた時の見栄えの良さもあってか「一番うまい苺」的な存在との地位を確立しているように思うところ、
ブランディングがとても上手な苺品種ともいえるだろう。
そんなあまおうを使用した「特産 三ツ矢 福岡県産あまおう」は三ツ矢の果実系炭酸で使われるフルーツクオリティ製法によりあまおうをほおばったような味わいの炭酸飲料に、
さらにペットボトルにサンドブラスト加工(表面に凹凸をつける加工、自動車の部品で使われたりする加工技術)を施すことで光劣化防止PETと期間限定・限定生産ながらもアサヒ飲料の気合が入りまくったドリンクなのだ。
「特産 三ツ矢 福岡県産あまおう」の原材料名と栄養成分表示
名称:炭酸飲料
原材料名:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、イチゴ果汁/炭酸、酸味料、香料、野菜色素、ベニバナ黄色素
内容量:460ml
【特産 三ツ矢 福岡県産あまおうの栄養成分表示(100ml当たり)】
- エネルギー 44kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 11g
- 食塩相当量 0.04g
「特産 三ツ矢 福岡県産あまおう」460mlPETパッケージより引用
あまおうを使用した炭酸飲料、しかも三ツ矢ブランドということで美味そう感しかないと感じる人も多いだろう。
それは僕も同じように期待値は相当に高いが、いちごの炭酸飲料とは結構難しいのが現状だ。
非炭酸でミルクとブレンドした苺飲料なら失敗はすくないが炭酸飲料の場合はどうしても苺味の表現と甘さのバランスが難しく単調な味になりやすい。
わりと適当な商品だと着色料で赤色にして内容は甘いだけどの炭酸....いわゆるかき氷のシロップと同じような苺炭酸を作ったりもしている(かき氷のシロップは全部同じ味)
「特産 三ツ矢 福岡県産あまおう」はフルーツクオリティ製法の三ツ矢ブランド、それも”特産三ツ矢”の贅沢なシリーズだから適当な苺炭酸に仕上げてはいないと思うが...
実際に飲んで確かめてみよう!
果汁1%でもしっかりイチゴ味を感じる濃いめの炭酸
特産 三ツ矢 福岡県産あまおうのペットボトルを開封して香りを嗅いでみると苺の香りが強めに香ってくる。
これがあまおうの香りか?と聞かれれば不明な部分だがリアルな苺の香りをしっかり香らせる炭酸飲料はあまり多くはない、よって香りは高評価だ。
実際に飲むと苺の味も濃いめ、それでいて甘さと酸味のバランスがとてもよく苺の甘酸っぱい味わいがよく表現できているのだ...さすが三ツ矢、うめぇ!
特産 三ツ矢 福岡県産あまおうは炭酸の強さもグッド、
微炭酸よりも強め、普通の炭酸よりも弱めで苺味をしっかり味わえるような調整なのだ。
果実系炭酸飲料で炭酸ガスを強めてしまうと炭酸の刺激により果実の味がよくわからなくなってしまうもの、とくに炭酸飲料における苺のような繊細な味わいはほんの少しの力加減で安っぽいかき氷シロップ的な味になってしまうのだ。
ただ香りと同様に特産 三ツ矢 福岡県産あまおうの味が福岡県産あまおうの味か?となると難しいところ、『あまおうはこの味だ!』断言できる人はあまり多くないと思う。
そうはいっても美味しい苺炭酸飲料には変わりはなし、期間限定・限定生産なのでなくなる前に早めにゲットすべきだ。