株式会社小原の「大人のシャンメリー」
辛口強炭酸のシャンメリーを深く味わいつつシャンメリーについて詳しく解説
シャンメリーとは全国シャンメリー協同組合の登録商標
クリスマスシーズンになるとスーパーやコンビニに並ぶシャンメリー、単純に子供向けの飲料で「いつものシャンメリー」と思っている人がいるだろう。
しかしシャンメリーとは全国シャンメリー協同組合の登録商標であって例えば妖怪ウォチ・ドラエモン・ポケモン柄パッケージのシャンメリーだけではないのだ。
スーパーやコンビニでよく目にするポケモンデザインのシャンメリーはトンボ飲料が製造するシャンメリーであって他の飲料メーカーもシャンメリーを発売しており、その種類は色々とある。
つまり一言にシャンメリーといっても製造する飲料メーカーによって味が異なり何気なく手に取ったシャンメリーは実のところ「いつものシャンメリー」でない可能性があるのだ。
シャンメリー(chanmery)は『全国シャンメリー協同組合』傘下の企業が製造販売する「シャンパン風密栓炭酸飲料」飲料の名称である。開栓時に音が出るよう作られた、ノンアルコール(アルコール分1%未満)の炭酸飲料である。日本独特の飲料であり、日本に於けるクリスマスパーティーの定番となっている。年間の生産量はおよそ1,500万本(2000年)。法律により大手飲料メーカーは生産しておらず、中小のメーカーが製造を手掛けている
wikiからの引用をみて軽くひっかる部分がある人はかなりのシャンメリー通かドリンク通だろう、「法律により大手飲料メーカーは生産しておらず...」の部分である。
この点についてもwikiではしっかりと解説しており以下のとおり。
1977年(昭和52年)、中小企業の事業活動の機会の確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法律に基づき、ラムネ等とともにシャンメリーが中小企業の生産分野品種となった。これにより大企業はシャンメリー製造に参入しにくくなった。
クリスマスシーズンにスーパー、コンビニへ大量に投入され目につくようなシャンメリーに中小企業の事業活動機会の確保といった背景を知ることもドリンクを愛する僕のような人間には大切な知識なのだ。
つまりシャンメリーの味を語る場合は単純にシャンメリーではなく〇〇のシャンメリーとする事が正解になる。
シャンメリーの開栓時の「ポン」という音
シャンメリーといえば開栓時の「ポンっ!」といった音。
今回飲む㈱小原の「大人のシャンメリー」もポンとなるようなフタになっており、フタをクルクル回してある段階で開栓するようになっている。
実はシャンメリーの「ポン」の音にも面白い定義がある、以下トンボ㈱から引用
シャンメリーには次の2つの定義があります。
1、発音栓(開けたときにポン、と音がする)であること
2、定型の「Chanmery」という刻印のあるビンに入った炭酸飲料であることシャンメリーとは|トンボ飲料より引用
つまりドキドキしながらフタを回していつ「ポンっ!」が鳴るのか?といった楽しみ要素のためと思われがちな音だがシャンメリーにとって「ポンっ!」の発音栓は必要な存在なのだ。
㈱小原「大人のシャンメリー」は少々苦く炭酸が強い、まさに大人向け
さて㈱小原の「大人のシャンメリー」、をさっそく飲んでみよう。
ポンっ!の音とともに香りを確認したがあまり感じられなかった。僕としてはパッケージにも書かれているシャンパンの指定品種であるシャルドネ種の香りを期待していた。
㈱小原の「大人のシャンメリー」をグビグビっと飲んでみるとキメの細かい炭酸、しかも強炭酸がシュワっと口と舌を刺激してくる。
味としては少々苦く、ぶどう的な味は薄い、そして後味はすっきりのシャンメリーだ。
㈱小原の「大人のシャンメリー」は確かに大人向けのシャンメリー、辛口強炭酸の味わいは辛口のジンジャーエールに似ていると感じる。
しかし辛口ジンジャーエールとはやはり違い、強炭酸のキメの細かさが㈱小原「大人のシャンメリー」の特徴といったとことだろう、飲み応えとしては辛口シャンパンに近いものがありクリスマスシーンにはぴったりな味わいだ。
12月になると本格的なクリスマスシーズンに突入する。
シャンメリーとは一言で語れないドリンク、そして中小企業の事業活動機会の確保といった背景を考えるとクリスマスシーズンにシャンメリーを飲むことはそれなりの意味があるのではないだろうか。
そんな風に僕は思う。