2018年2月末から新発売されたDyDoの新感覚炭酸飲料「ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング ピンクグレープフルーツ」
冷やしてから5回振って飲む炭酸飲料といった無茶なコンセプトを味わう
「ぷるっシュ!!ゼリー×スパークリング ピンクグレープフルーツ」は終売しています
炭酸ゼリーとナタデココを振って飲む新感覚!「ぷるっシュ!!ゼリー×スパークリング ピンクグレープフルーツ」
ダイドードリンコの2018年春夏新商品、というよりも新ジャンル商品といったほうが正しいだろう。なんと炭酸ゼリーを振ってから飲む、しかもナタデココも入っているという無茶なドリンクが「ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング」だ。
一応のコンセプトとしてはビジネスパーソンを中心とした炭酸飲料に対する気分転換ニーズへの対応、炭酸ゼリーとナタデココを振って飲む新感覚、手軽なリフレッシュと小腹満たしが可能となっている、正直言ってこれも意味不明すぎる。
とくにビジネスパーソンなんて言葉を使っておきながらCMはみやぞん起用しれこれまた本気なのか無茶なのか分からないビジネスシーンを演出。
一見すると少し真面目そうなコンセプトに感じるがパッケージはまるで子供の飲み物のようなデザイン。
新製品という事で缶にもみやぞんの顔シールがデカデカと貼りつけてある始末だ。
これがDyDoの春夏新商品、嘘だと思いたい人も中にはいるだう。
しかしこれは紛れもない現実なのだ。
炭酸ゼリーが美味すぎる!
よく冷やして5回程度振ってから開けて飲む。
パッケージにまで飲み方の説明イラストが書いてある、つまり絶対にこの手順を踏んでから飲めといった強い意志を感じろということだろう。
僕は半信半疑ながらも手順通りに蓋を開けてみた。
「プシュ!」
そもそも論がだ、自分が飲むための炭酸飲料を飲む直前に振る馬鹿がどこにいるのだろうか?それは通常誰かに対して嫌がらせをするための行為のはずだ。
それがどうだろうか、「ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング」は噴き出すどころかプシュとした爽快な音がするではないか。
しかも内容物が噴き出すような事はなく、もっと言えば少し少ないぐらいの量ではないか。振っているのにも関わらずだ。
もうこの時点で僕の心は異常なほど興奮している、こんなものはドリンクじゃない、少なくても炭酸飲料を名乗ってはいけない、一体DyDoは何を考えているのだ!
そんな気持ちのまま一口飲む、というよりゼリーを飲み食べる。
「ぷるっシュ!!ゼリー×スパークリング」は完全に美味い。
こんなゼリーを飲んだ事がない、いや食べた事がない、もはやそんなことはどうでもいい。
ゼリーが炭酸の時点で新感覚すぎる味わい、これは僕の予想をはるかに上回る味だ。
考えてもみてほしい、もし普段食べるゼリーが口の中でシュワっと炭酸状態になることを誰が想像できるというのだ、こんな事はあってはならない、炭酸は個体ではなく液体で楽しむもののはずだ。
しかし僕の常識的な感覚は「ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング」の前で見事に通用しなかった事実は認めるしかない。
これは完全に新感覚で美味い、商品の打ち出し方によっては大ヒット商品になる可能性を秘めていると僕は思っている。
はっきりいって今の炭酸市場はマンネリ化している。それは炭酸ドリンクを製造販売する各社も分かっているはずだ。それでも新商品を出すために微妙な味わいに調整をしたり、中には誇大広告で新鮮さをアピールするブランドもある。
そしてDyDoの「ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング」
これはそれらマンネリ化した炭酸市場に新しい風を吹かし、今までの常識をぶち壊す冒険に出ている商品だ、本当に凄いとしか言いようがない。
そして当然のようにめちゃくちゃ美味い。
ドリンク好きのプロとして、これは僕の完敗だ。
小腹は満たされる
「ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング」のコンセプトの一つとして小腹満たしが可能とある。そんなことはいくら炭酸ドリンクでもありえないだろうと僕は疑っていた。
それがどうだろうか、これも完全にその通りではないか!
僕は男だから小腹満たし程度で済んでいるものの女ならば... 後から込み上げくる腹満たしで満腹感を得られるのではないと思っている。つまりダイエット商品の可能性も秘めている。
ただ一つ、悪い部分がないわけではない。
それは小腹満たし感と同時に後からゲップが込み上げてくる。
これは炭酸ゼリーを飲む行為ならではの現象なのだろう。
僕としてはそれも新感覚として認めている。
「ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング」はそれほど凄い商品だ。
はっきり言ってつい先日に新発売したペプシJコーラシリーズなどめじゃない。