1973年に発売された「三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツ」の味を2021年に再現した限定復刻版を実際に飲んだ感想と評価についてレビュー
「三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツ」は終売しています
限定復刻シリーズ第6弾「三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツ」(三ツ矢グレフル)
アサヒ飲料から2021年12月21日に期間限定で発売された「三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツ」は、1973に発売された三ツ矢フルーツソーダシリーズのグレープフルーツ味を2021年の現代に復刻させた果汁1%の炭酸飲料だ。
三ツ矢ブランドにおけるグレープフルーツ味は珍しい存在だが、今回発売された限定復刻商品意外でも過去にグレープフルーツ味の三ツ矢サイダーが発売されてきた経緯がある。
ただしグレープフルーツの炭酸飲料は競合他社の大手飲料メーカーも多く発売する商品、他社との差別化が難しく三ツ矢サイダーのグレープフルーツだから美味いといったわけでもないのが現実だ。
しかし限定復刻版となる三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツ(グレフル)は、三ツ矢ブランドが得意とするフルーツクオリティ製法(ろ過を重ねた水、果実などから集めた香り、熱を抑えて仕上げ、果実のおいしさを閉じ込める製法)によるグレフル炭酸、
これまでのグレープフルーツ炭酸とはひと味違う美味さの仕上がりを期待する人も多いはずだ。
厳密にいえばフルーツクオリティ製法により、1973年の味を現代に再現ではなくなっているが、そこは美味しければ問題ない(1973年はフルーツクオリティ製法ではない)
三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツの原材料名と栄養成分表示
名称:炭酸飲料
原材料名:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖、ぶどう糖)、グレープフルーツ果汁/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC
内容量:500ml
【栄養成分表示(100ml当たり)】
- エネルギー 48kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 12g
- 食塩相当量 0.06g
- ビタミンC 21~96mg
三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツ500mlPETパッケージより引用
2021年版の三ツ矢復刻シリーズは以下の通り
- 2021年1月19日発売、三ツ矢限定復刻第一弾「三ツ矢フルーツソーダプラム」
- 2021年4月27日発売、三ツ矢限定復刻第二弾「三ツ矢ハチレモ」
- 2021年6月15日発売、三ツ矢限定復刻第三弾「三ツ矢クリスタルC」
- 2021年8月24日発売、三ツ矢限定復刻第四弾「三ツ矢ラズベリーテイスト」
- 2021年10月5日発売、三ツ矢限定復刻第五弾「三ツ矢シトラスイエロー」
- 2021年12月21日発売、三ツ矢限定復刻第六弾「三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツ」
2021年版の限定復刻シリーズ最終章となる三ツ矢グレフル、じっくりと味わってみよう~!
三ツ矢ブランドの炭酸にしては優しい味
三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツのペットボトルキャップをあけると同時にガスと強いグレープフルーツの香りがグッと広がりをみせる。
さすが香りにもこだわったフルーツクオリティ製法だ、これからグレフル炭酸を飲むぞ!といった気分にさせてくる。
実際に飲むと、思ったよりも優しい味。
グレープフルーツ味は濃いめであるも、あまり酸っぱくなく素朴な甘さ。
そこにグレープフルーツの柑橘感があるも全体的に優しい味に仕上がっている。
限定復刻となる2021年版の三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツが本当に1973年の味を再現しているなら、当時は相当に美味い炭酸だったに違いないだろう。
逆をいえば当時ここまで美味しいグレフル炭酸を廃止にした理由は?と聞きたくなるというもの、僕としては1973年当時の味を表現について疑いの目で見ている。
果汁1%でもしっかりグレープフルーツ味がのった「三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツ」は、とても美味しくレギュラー商品として十分に通用する味だ。
だが競合する大手飲料メーカーのグレフル炭酸との差別化は難しく、三ツ矢 フルーツソーダグレープフルーツのセールスポイントを強いてあげるなら「優しさ」に他ならない。
あとはグレフル炭酸に「優しさ」を求める層がどれぐらい存在するか?のマーケティング、
優しいグレフル炭酸を飲んでみたい人にはオススメのドリンクだ。