アサヒ飲料「三ツ矢サイダークラシック」
1952年発売の全糖三ツ矢シャンペンサイダー」を現代風にアレンジ復刻した炭酸飲料を実際に飲んだ感想と評価について
「三ツ矢サイダークラシック」は終売しています
三ツ矢サイダー2020年限定復刻シリーズ第4弾「三ツ矢サイダークラシック」
アサヒ飲料から2020年7月14日に新発売された「三ツ矢サイダークラシック」は1952年に登場した「全糖三ツ矢シャンペンサイダー」の味わいを2020年に再現した復刻版の炭酸飲料だ。
当時贅沢品だった甘味成分を含む全糖三ツ矢シャンペンサイダー、時代は鉄腕アトム、ホンダカブ、美空ひばりのお祭りマンボ、映画風と共に去りぬ...が流行の時代。
まだ第二次世界大戦終了からの”戦後”に位置する時代の三ツ矢サイダーとなれば令和時代を生きるお爺ちゃんお婆ちゃんの高齢者世代にとって様々な感情を引き起こす時代の炭酸飲料となる。
復刻した三ツ矢サイダークラシックは果実由来の香りと華やかな甘さをアピールする三ツ矢サイダー、2020年現代の三ツ矢サイダーの比べて甘さや柑橘系の香りを重視した仕上がりの期間限定発売商品となっている。
三ツ矢サイダークラシックの原材料名と栄養成分表示
名称:炭酸飲料
原材料名:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)/炭酸、香料、酸味料
内容量:500ml
【三ツ矢サイダークラシックの栄養成分表示(100ml当たり)】
- エネルギー 42kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 11g
- 食塩相当量 0.02g
三ツ矢サイダークラシック500mlPETパッケージより引用
今回で第四弾となる三ツ矢サイダーの復刻シリーズ、これまで飲んできたものは全てまずい味ではなくちゃんと美味しく飲める三ツ矢サイダーだった。
ただ厳しい評価をすれば現代の現行三ツ矢サイダーと圧倒的に異なる味ではないものであり、あらためて三ツ矢サイダーが完成された味であったことも分かる。
しかし今回飲む三ツ矢サイダークラシックは1952年なので日本にとっては戦後10年未満の炭酸飲料となるものだ。
世界中の味を知ってしまっている現代日本人の味覚がOKを出すかどうか?が評価の決め手になるだろう。
通常の三ツ矢サイダーとあまり変わりない味、これで本当に復刻の味なら凄いことだと思う
三ツ矢サイダークラシックを開封して香りを嗅いでみると通常の三ツ矢サイダーとあまり変わりないもの、正直言って香りの違いはよく分からない。
実際に飲むと現在の通常三ツ矢サイダーより甘さが少し弱いかな...と感じる程度、十分に美味い三ツ矢サイダーだが現代版と復刻版に味の差はあまり感じられないのだ。
僕としては三ツ矢クラシックは本当に1952年の全糖三ツ矢シャンペンサイダーを復刻した味なのか?と少し疑っている部分がある、
もしこの味が1952年に存在していたのなら三ツ矢サイダーは1952年に完成されていた味ということになるもの、戦後10年未満の日本で贅沢品とはいえここまで完成されていたとなれば凄すぎるとしか思えない。
僕とて40半ばのオッサンであり、子供時代の炭酸飲料がどの程度の味かだったか覚えているもの、はっきり言って僕の少年時代である1970年代の炭酸飲料は2020年に比べればもっと雑な味だったと記憶している。
いくら疑っても答えは出せないので1952年の全糖三ツ矢シャンペンサイダーはそうとうにうまい炭酸飲料だったとするしかないだろう。
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