タイのエナジードリンク「クラティンデーン」(KRATING DAENG)
レッドブルの原点・起源となるタイの非炭酸エナジードリンクを実際に飲んだ感想と評価について
Thailand RedBull「クラティンデーン(KRATING DAENG)」エナジードリンク
タイからの輸入飲料クラティンデーン(KRATING DAENG)は、世界的に有名なレッドブル(RedBull)の原点・起源になる非炭酸のエナジードリンクだ。
缶のパッケージに赤い雄牛にRedBullの文字、でもクラティンデーン(KRATING DAENG)が商品名のパッケージデザインを見て
- 『ナニコレ?』
- 『普通のレッドブルと何が違うの?』
- 『東南アジア版のレッドブル?』
と疑問に思う人も多いだろう。
「クラティンデーン」とは世界的に有名なエナジードリンク「レッドブル」の原点・起源となるエナジードリンクで、レッドブルと無関係ではないエナジードリンクなのだ。
オーストリアの企業家ディートリッヒ・マテシッツが配合した世界的ブランド「レッドブル」とは別会社である。
ドイツの歯磨き粉メーカー・ブレンダックス(英語版)の国際マーケティング・ディレクターだったマテシッツは、1982年にタイを訪れ、クラティンデーンが自身の時差ぼけに効くことを発見した。
マテシッツはチャリアオのT.C.ファーマシューティカルズと協力して、配合や成分を欧米人の好みに合わせて調整し、1987年に「レッドブル」を発売した。
この2つの会社はよく間違えられるが、異なるターゲット市場に焦点を当てた別の事業体であり、互いに連携して運営されている。
現在、レッドブル社はユーウィッタヤー家が株式の51%を保有しており、ユーウィッタヤー家はヨーロッパとアメリカでこの飲料の商標を所有している
「クラティンデーン」と「レッドブル」は別会社で別物だがその関連性は非常に高く、クラティンデーン(KRATING DAENG)がレッドブルのルーツとなるエナジードリンクなのだ。
クラティンデーン(KRATING DAENG)の原材料名と栄養成分表示
クラティンデーン(KRATING DAENG)は日本で発売されるレッドブルとは違い、タウリンが含まれてれいる。
なので日本では栄養ドリンク扱いに、それ以外の成分も日本のレッドブルとは違う内容だ。
- タウリン 1000mg
- コリン 50mg
- イノシトール 50mg
- リシン 50mg
- カフェイン80mg
- ビタミンB3 20mg
- ビタミンB5 5mg
- ビタミンB6 3mg
- ビタミンB12 4mcg
「クラティンデーン」は大手通販サイトで出品はされておらず、現物購入しか入手する方法がないのが現状(2022年6月現在)
クラティンデーンの現物を売ってそうな店舗は、ベトナムやタイの食材を扱う輸入食材店など。
僕がクラティンデーンを購入した店はVn.Mart.Nakano
住所:東京都中野区中野2-11-6
Vn.Mart.Nakanoはベトナム系の食材などを扱う輸入食材店で店員さんは日本語ペラペラ。
クラティンデーン以外にも珍しい輸入飲料や食材を扱っている。
リポビタンDを激甘にしたフルーツシロップ味
レッドブルと同じ牛のデザインが切り抜かれたプルタブを開けて香りを嗅いでみると、栄養ドリンク「リポビタンD」と同じ香りだ。
栄養ドリンク好きにとっては美味そうな香り、そうでない人には甘そうな香りになる。
実際に飲むとリポビタンDを激甘にした味わいだ。
さらにリポビタンDよりも味が濃く、シロップ薬の味、いわゆるフルーツシロップ味も強烈。
タイで人気の非炭酸エナジードリンクM-150(エムワンフィフティ:タイ語ではエムロイハーシップ)にかなり似ている。
クラティンデーンは非炭酸もあってレッドブルとはかなり異なる味わい、かつエナジードリンクを飲む感覚ではなく栄養ドリンクを飲む感覚のほうが近い。
結局リポビタンDがごく普通に販売されているから「クラティンデーン」をわざわざ探す必要はない...といった結論になってしまう。
それでも「クラティンデーン」はレッドブルの原点・起源となるドリンクなのだ、エナジードリンク好きなら「美味い/まずい」は関係なしに一度飲むべきエナジードリンクではないだろうか?