キリン「キリンレモンスパークリング無糖」
キリンレモン味の炭酸水を実際に飲んだ感想と評価について
瀬戸内レモンエキスを使った人工甘味料・着色料・保存料不使用で、カロリーゼロの無糖炭酸水「キリンレモンスパークリング無糖」
キリン「キリンレモンスパークリング無糖」は瀬戸内レモンのエキスを使った人工甘味料・保存料・着色料不使用の無糖炭酸水として2020年6月2日に全国で新発売された新商品だ。
無糖炭酸水といった微妙なジャンルは基本”水と炭酸”のような炭酸水とは微妙に異なるジャンルのドリンク、無果汁だがレモンエキスに香料と酸味料が含まれるので炭酸水というよりソフトドリンクの炭酸飲料にジャンル分けされるものだ。
似たような商品でカロリーゼロの炭酸飲料があるが、カロリーゼロの炭酸飲料は人工甘味料で甘さを加えている場合が多いもの、キリンレモンブランドでも過去に「キリンレモン・ゼロ」を発売している。
だがカロリーゼロで人工甘味料を使用した炭酸飲料とは後味い人工甘味料のイヤな甘さが残ってしまうドリンクが多いのも事実、そこで人工甘味料を無しにして甘さを完全に捨てた炭酸水に近いドリンクが無糖炭酸水といったジャンルになるのだ。
じゃあ完全に炭酸水として商品にすればよいのでは?
なんて流れになって当然の話だが、炭酸水とは後味に苦味を感じてしまう飲み物となりこれまた難しいジャンルのドリンクになる。
炭酸水特有の苦みを克服しようと大手飲料メーカーはフレーバーを加えたり刺激を強めたり冷たくしたり...とあの手この手で新商品を発売し続けているのもまた現状だ。
そこで今回飲む「キリンレモンスパークリング無糖」のような無糖炭酸水といったジャンルは人工甘味料の嫌な甘さをなくし、炭酸水の苦味もなくす...と、いいとこどりのドリンクとして注目を浴びているジャンルになる。
その根底にあるのは”健康”のキーワード、健康志向の高い層やダイエットの層へおいしく飲める炭酸水的なもの、それが求められている商品であり無糖炭酸水であるとのマーケティングから生まれているのだと僕は考えている。
キリンレモンスパークリング無糖の原材料名と栄養成分表示


名称:炭酸飲料
原材料名:レモンエキス(レモン(瀬戸内産))/炭酸、香料、酸味料
【キリンレモンスパークリング無糖の栄養成分表示(製品100ml当たり)】
- エネルギー 0kcal
- たんぱく質・脂質 0g
- 炭水化物 0g(糖類 0g)
- 食塩相当量 0g
キリンレモンスパークリング無糖450mlPETパッケージより引用
無糖炭酸水は2020年現在においてサントリーが大手競合他社に比べて大きく抜け出している状態だ。
炭酸水とカロリーゼロの味の問題が解消されつつあるドリンクがあると世間一般が認識し始めるにはもう少し時間がかかりそうだが数年のうちにゼロカロリーの炭酸飲料はお大きな変化を見せると僕は予想している。
おそらく無糖炭酸コカ・コーラのような商品が発売された時がピークになるだろう。
レモンフレーバーの炭酸水としては良い味、ソフトドリンクのレモン炭酸としてはイマイチな味
キリンレモンスパークリング無糖を開封して香りを嗅ぎまくるもレモンの香りはかなり弱めとなっている。
実際に飲むと全く甘くないレモン炭酸飲料であり面白みのあるドリンクとは言い難い商品だ。
甘さがない分通常のキリンレモンとは完全に異なる味わいに仕上がっているので購入の際には注意が必要となる。
それでもレモンのコクや酸味がしっかりと感じられ、かつ炭酸水特有の苦みは極小に抑えられているもの、ガムシロップを加えればそのまま通常のキリンレモンになりそうな味わいだ。
これがレモンフレーバーの炭酸水となるとこうはいかないもの、レモンの風味と香りだけになりレモン味は無し、そして炭酸水の苦味がある...これが一般的なレモンフレーバーの炭酸水だ。
それがキリンレモンスパークリング無糖の場合は無糖炭酸水だけあってレモン味のする炭酸飲料を飲んでいる感は十分にある、ここが普通の炭酸水と無糖炭酸水の違いだ。
健康の面を考えて基本”水”の炭酸水を飲む、ダイエットを考えて炭酸水を飲む、小腹満たして...なんて考えるも炭酸水の苦味が苦手な人はキリンレモンスパークリング無糖のようなものを飲んでみてはどうだろうか、
これまで我慢して飲んでいたレモンフレーバーの炭酸水がバカバカしくなるかもしれないはずだ。