キリンガラナ(KIRIN Guarana)
北海道限定で発売されるガラナエキス入りの炭酸飲料を実際に飲んだ感想と評価について
ガラナのクセと鋭いな喉越しで道民に愛されるソウル炭酸「キリンガラナ」
1982年から発売されているキリンのロングセラー商品「キリンガラナ」は、ガラナエキスを使うことでガラナのクセと鋭く刺激的な喉越しが愉しめる北海道限定発売のガラナ炭酸だ。
ガラナ炭酸といえば北海道で長く愛されている道民のソウル炭酸として有名な存在であり、ロングセラーの「キリンガラナ」にいたっては2022年で発売40周年にもなる人気商品でもある。
日本では1958年、アメリカのコカ・コーラに対抗するため、全国清涼飲料協同組合連合会が開発した。特にコカ・コーラの製造が他の都府県に比べ遅かった北海道では、コーラ飲料より一足先に普及した[2]。全国をコカ・コーラ等大手飲料水メーカーが席巻し都府県の中小飲料メーカーが廃業する中でも、北海道では根強い人気を持ち、その名残として未だに中小メーカーや大手飲料メーカーが北海道限定品として販売している物が多い。
キリンガラナのラインアップは主力となるPET500mlの他にPET1.5Lと300mlボトル缶の3種類があり、北海道限定のガラナ炭酸とはいってもキリンが力をいれている商品なのだ。
キリンガラナの原材料名と栄養成分表示
名称:炭酸飲料
原材料名:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、ガラナエキス/炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン
内容量:500ml
【栄養成分表示(製品100ml当たり)】
- エネルギー 44kcal
- たんぱく質・脂質 0g
- 炭水化物 11g
- 食塩相当量 0g
キリンガラナPET500mlパッケージより引用
キリンガラナに含まれるカフェインとはガラナ由来のカフェインのことで、ガラナの実にはコーヒーの約3倍のカフェインとカテキンが含まれるとされている。
だがキリンガラナのカフェイン量は100mlあたり10mgとなり、500mlPET一本飲み干したとしても50mg程度。
これは一般的なエナジードリンクよりも少ない量(レッドブルは1本当りカフェイン80mg)だ。
ガラナ炭酸と比較されるコカ・コーラのカフェイン量は100mlあたり9mg、カフェイン量だけ見るとコカ・コーラとキリンガラナに大きな差はないのだ。
癖が少なく飲みやすいガラナ炭酸
キリンガラナを開栓して香りをチェックすると甘さが強そうなガラナの香り、思っていたよりもマイルドなガラナの香りだ。
実際に飲んでみるとあまり癖は強くなくシャープな刺激も弱いガラナ炭酸に仕上がっている。
というのもキリンガラナは微炭酸ぐらいの炭酸なので全体的に刺激が弱いせいもあり飲みやすいのだ。
そうとはいってもやはりガラナ味をメインにしているので、コカ・コーラより癖があることは事実だ。
思うにドクターペッパー系の炭酸が好きな人はキリンガラナも美味しく飲めるはず、またエナジードリンクの薬っぽい味が好きな人もキリンガラナを美味しく飲めるはずだ。