丸善製薬株式会社「尾道健膳館フォスタミンM」MAISUSマイサス
コショウ科ツル性木質植物の”ヒハツ”とショウガ科の多年草”ブラックジンジャー”と薬用植物の甘草(カンゾウ)といった珍しい成分を含むエナジードリンクを実際に飲んだ感想と評価について
ノンカフェインのローカルエナジードリンク 丸善製薬株式会社「尾道健膳館フォスタミンM」MAISUSマイサス
丸善製薬株式会社が発売するエナジードリンク「尾道健膳館フォスタミンM」はコショウ科ツル性木質植物の”ヒハツ”とショウガ科の多年草”ブラックジンジャー”と薬用植物の甘草(カンゾウ)、高麗人参をを加えたノンカフェインのエナジードリンクだ。
フォスタミンMの”M”はMAISUS(マイサス)の略で商品名は「フォスタミンM」になる。
フォスタミンMは古代エジプトで飲まれていたとされる甘草を原料とする飲料のマイサスをイメージして...とあるが、古代エジプトの話なので本当かどうかは不明すぎる話。
要となる甘草(かんぞう)の期待できる効果は鎮痛、解毒、喉の痛みなど。
フォスタミンMが生薬系や漢方系のイメージを強くしたエナジードリンクなのは丸善製薬株式会社が販売者な部分も大きいのではないだろか。
尾道健膳館フォスタミンMの原材料名と栄養成分表示
【尾道健膳館フォスタミンMの原材料名】
名称:炭酸飲料
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、ヒハツエキス、ブラックジンジャーエキス、マカエキス、オタネニンジンエキス、エレウテロコックエキス/炭酸、酸味料、香料(りんごを含む)、カラメル色素、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース、カンゾウ)、ナイアシン、調味料(アミノ酸)、アルギニン、ビタミンB2、ビタミンB6、環状オリゴ糖
内容量:250ml
【尾道健膳館フォスタミンMの栄養成分表示:100mlあたり】
- エネルギー 37kcal
- たんぱく質 0g
- 脂質 0g
- 炭水化物 9.3g
- 食塩相当量 0.16g
尾道健膳館フォスタミンMパッケージより引用
フォスタミンMの原材料名には前述したヒハツやブラックジンジャーといった見慣れない原料以外にオタネニンジンエキスやエレウテロコックエキスも配合されている。
オタネニンジンとは一般的に高麗人参や朝鮮人参と呼ばれるもの、エレウテロコックは日本名でエゾウコギのとこ。
エゾウコギとは北海道に自生する(蝦夷地)の五加(ウコギ)で抗ストレス作用や抗疲労作用になる。
ここまでやると気分をあげるエナジードリンクではなく漢方エナジーの表現が近いだろう。
飲料のOEM・受託製造を手掛ける宝積飲料株式会社が製造
フォスタミンMは効きそうな原料を配合しまくった感のあるエナジードリンクなのだが製造は飲料のOEM、受託製造を手掛ける宝積飲料株式会社が製造。
そして宝積飲料株式会社はエナジードリンクをけっこう製造している飲料会社であり、マイナーエナジードリンクやローカルエナジードリンクの製造でちょいちょい名前がでる会社だ。
マイナーエナジーの中でも比較的知名度が高い「アワライズ」も宝積飲料株式会社製造している。
レッドブルと同じような味わいのフォスタミンM
フォスタミンMのプルタブをあけて香りを嗅ぐとレッドブルの香りを少し弱めたような感じだ。
実際に飲んでみると甘さを強くしたレッドブル味のようなもの、酸味もちょうどよくエナジードリンクとしても美味いと評価できる味わいだ。
ただしエナジードリンクとはいってもカフェインゼロ、つまりカフェインのもつ覚醒効果や筋トレなどの運動エナジー効果を期待できるものではない。
それよりも漢方エキスが摂れるエナジードリンク、表現するなら「漢方エナジー」といった新しいジャンルにはなると思うがレッドブルと同じ味ではインパクトに欠けるところだ。
マイサスの味については不明、
もしもマイサスがこんな味なら古代エジプト人はかなり美味い飲料を飲んでいたのだろう...ってそんな事はないと思うけど(笑)