2019年1月14日から期間限定で全国発売されたファンタ「よくばりミックスヨーグルバナナ」
食物繊維+ビタミンB6の健康サポート炭酸ドリンクを深く味わう
「ファンタ よくばりミックス」シリーズの第一弾として発売されるヨーグルバナナ
日本コカ・コーラの果汁炭酸飲料ブランドのファンタが2019年のしょぱなから新シリーズを掲げて発売、それが「ファンタよくばりミックス」だ。
その新シリーズの第一弾がファンタよくばりミックスヨーグルバナナ、宣伝はファンタWプラスシリーズに続いて菅田将暉さんで「そんなバナナ?」とベタすぎる展開の広告がyoutubeに流れている。
しかし「そんなバナナ?」はベタといっても的外れなアピールではない。というのも炭酸飲料市場においてバナナ味の炭酸は極小...過去にあったような気もするが炭酸飲料市場においてバナナ炭酸がほとんど存在しない意味を考えれば分かる話、つまりバナナ炭酸は鬼門であり不味いドリンクに位置づけされている。
そんなバナナ味の炭酸飲料を新発売、しかも新シリーズで全国発売してくる日本コカ・コーラにはそれなりの勝算があってのことなのだろうか、このチャレンジ精神は素直に称えたい。
しかし大手飲料メーカーである日本コカ・コーラとてさすがのバナナ炭酸ドリンク、期間限定発売といった部分に大企業ならではのそこまで無茶できないよ感も感じららる。
加えてさすがにバナナ炭酸一筋では味の調整がきつかったのだろうか、「ヨーグル」を加える事によりヨーグルトバナナといった馴染みのがあり味のイメージもしやすくした商品名ではないかと推測している。
一応は食物繊維+ビタミンB6といった健康的なアピールもしているがそれはオマケ程度だろうとも思えるしファンタWプラスシリーズのイメージを引き継がせているといった保険的な意味合いも含まれているのかもしれない。
ここはドリンクマニアとしてチャレンジ精神みなぎる日本コカ・コーラに敬意を表し、広い心でファンタよくばりミックスヨーグルバナナを味わいながら正直な感想をレビューしてみよう。
ファンタよくばりミックスヨーグルバナナの原材料名と栄養成分
ファンタよくばりミックスヨーグルバナナ原材料名
果糖ぶどう糖液糖、食物繊維(難消化性デキストリン)/炭酸、香料、酸味料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ビタミンB6
ファンタよくばりミックスヨーグルバナナ栄養成分表示(100ml当たり)
- エネルギー34kcal
- たんぱく質・脂質0g
- 炭水化物9.2g(糖質8.4g、食物繊維0.8g)
- 食塩相当量0.02g
- V.B6 0.10~0.60mg
ファンタよくばりミックスヨーグルバナナパッケージラベルより引用
食物繊維については最近のドリンク市場で常識となっている難消化性デキストリン。
難消化性デキストリンについて詳しく知りたい人は下記のリンク記事を読んで欲しい。超簡単に言えば腸に優しいといったものだ。
その他にファンタよくばりミックスヨーグルバナナのラベルには小さく「合成着色料不使用」「保存料不使用」「純粋使用」と地味に小さく記載されており、この地味で小さいアピールはドリンク好きのマニアにとっては好印象である。
というのも商品の魅力をパッケージで消費者に伝えるにあたって売りが少ないドリンクの場合は「合成着色料不使用」「保存料不使用」「純粋使用」等を大きく表示して誤魔化している場合が多々あるのだ、これは飲料メーカーのパッケージラベルデザインを考える社員にとってあまり指摘されたくないことだと思う。
ファンタよくばりミックスヨーグルバナナはパッケージラベルでそのような誤魔化しを行わずに真向からバナナ炭酸を打ち出している姿勢も高評価だ。
求めすぎな味、よくばりすぎな味の「ファンタよくばりミックスヨーグルバナナ」
ファンタよくばりミックスヨーグルバナナのペットボトルキャップをあけて香りを確認すると勢いのある炭酸と同時にバナナの香りが飛び込んでくるもヨーグルトの香りは無い。
グビグビと飲むと炭酸がかなり強い、これは強炭酸飲料なのだろう。
ヨーグルトの味はひかえめ、バナナ味というよりはバナナ風味の炭酸飲料で炭酸飲料を飲んだ時にでるゲップが完全にバナナ風味となってる。
〔1月14日発売〕コカ・コーラ ファンタ よくばりミックス ヨーグルバナナ 490ml ペットボトル 24本入〔コカコーラ FANTA 炭酸飲料 〕
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ファンタよくばりミックスヨーグルバナナの味はヨーグルトやバナナがメインではなくスポーツドリンク系の味、そこにバナナフレーバーとヨーグルトフレーバーをミックスさせたような味だ、まさに「欲張りミックス」な味と言える。
僕としてはバナナ炭酸としては色々な味を求めすぎていると思える部分があるにせよ、炭酸飲料市場に攻めていく姿勢は十分に感じる。
ファンタよくばりミックスは凄く美味いドリンクとは言えない、期間限定発売といった判断も仕方が無いように思えるが第二弾、第三弾と炭酸飲料市場にチャレンジを続けて欲しと願う。