日本コカ・コーラ「アクエリアス経口補水液(けいこうほすいえき)」
柑橘フレーバーの濃度が濃いスポーツドリンクを実際に飲んだ感想と評価について
アクエリアス経口補水液のパッケージデザインはリニューアルされています
アクエリアスの味わいでナトリウム、カリウム等の濃度が高めに設計された清涼飲料水「アクエリアス経口補水液」
夏季のドリンク市場は近年の猛暑もあってか熱中症対策飲料が多く発売される時期であり大手飲料メーカーだけではなく聞いた事のない中小零細企業も熱中症対策市場に参戦してくるのが昨今の夏季飲料水市場だ。
これはニュースで頻繁に熱中症で...となれば当然の流れであり色々な味の熱中症対策ドリンクが発売されるとなればドリンクマニアの僕としては嬉しいかぎりである。
さて今回飲むアクエリアス口径補水液(こうけいほすいえき)だが商品名からして何のドリンク?と思う人も多いだろう。
口径補水液を簡単に言ってしまえば経口補水液とは一般のスポーツドリンクより、電解質(ナトリウム、カリウム)濃度が高い組成の液だ
経口補水液(けいこうほすいえき、英: Oral Rehydration Solution、ORS)は、食塩とブドウ糖を混合し、水に溶かしたものである。これを飲用する事で小腸において水分の吸収が行われるため、主に下痢、嘔吐、発熱等による脱水症状の治療に用いられる
口径補水液はスーパーやコンビニで売られている状態ではなくドラッグストアや大病院の売店で販売されているのが通常だろう、ではアクエリアス口径補水液は?となると特別用途食品(病者用食品)ではなくナトリウム・カリウムが高めの”清涼飲料水”なのだ。
紛らわしい部分がかなりあるがあくまでアクエリアス口径補水液はあくまで清涼飲料水なのでスーパーの飲料水コーナーで売っている商品となる(コンビニでは見たことがない)
そんなアクエリアス口径補水液はアクエリアスの味わいで、かつ柑橘フレーバーのドリンクとなればドリンクマニアとしても飲まない訳にはいかないだろう。
大量に汗をかいた場合に電解質濃度が高くすばやく補給される経口補水液が良いのは分かっているが僕にとってドリンクの効果は二の次、最も重要な事はドリンクの味そのものである。
アクエリアス経口補水液の原材料名と栄養成分表示
アクエリアス経口補水液の原材料名
糖類(ブドウ糖、果糖)、食塩/クエン酸、塩化K、クエン酸Na、香料、甘味料(スクラロース)
アクエリアス経口補水液の栄養成分表示(100ml当たり)
- エネルギー11kcal
- たんぱく質・脂質0g
- 炭水化物2.7g
- 食塩相当量0.249g
- カリウム80mg
ブドウ糖1.5g、浸透圧263mOsm/kg
アクエリアス口径補水液500mlPETパッケージラベルより引用
アクエリアス経口補水液の栄養成分表示を眺めていると 全く聞きなれない文字と単位が目につく...そう、浸透圧とその単位mOsm/kgだ。
まず「mOsm」だがこの場合の読み方は”ミリオスモル”となる、m(ミリ)が抜けた単位がOsm(オスモル)だ。
オスモル (osmole) は、物質が水に溶けたときに発生する分子またはイオンの物質量を表す単位である。単位記号はOsm・osm・osmol。
1 Osm の電解質が水に溶けると、合計 1 mol の分子またはイオンが発生する。すなわち、非電解質ならばモル数(物質量をモルで表した数値)とオスモル数は等しく、電解質ならば、1分子から発生するイオンの個数をモル数にかけるとオスモル数になる。
オスモル - Wikipediaより引用
浸透圧はいよいよ難しい、浸透圧とは2種類の濃度が違う水が隣り合わせにあったら濃度を一定に保とうとして水分が移動する力のこと。
さすがに浸透圧について書き進めるとアクエリアス経口補水液の味をメインとするブログの内容から外れてしまうので省略させて頂こう。
一応wikiのリンクを貼っておくので気になる人は読んでるのもどうだろうか。
ほんのりとした甘さとしょっぱさにコクを感じる水味、面白い!
アクエリアス経口補水液のペットボトルキャップをあけて香りを嗅ぎまくってっみるとアクエリアスっぽい香りだ、これは期待できそうな香りと言えるだろう。
ところが実際に飲んでみるとアクエリアスっぽい味ではない、
かなり控えめな甘さとしょっぱさにコクを感じる水味...なんだこの味は、新しいぞ!
味自体で言えばアクエリアスのしょっぱさと甘さを薄くしたような味なのだがコクが深いのだ。
そのコク深さによりグビグビ飲むというよりもチビチビ飲むような味わいとなっておりスポーツドリンクとは言い難い...アクエリアス経口補水液をうまいと評価してはいけないような気がするがうまい。
アクエリアス経口補水液のパッケージを再びよく見てみるとナトリウム、カリウム等の濃度が濃いので少しずつこまめに飲めと書いてある。
だからこそコクと重みのあるよな味に調整しているのだろうか、この辺の事情は日本コカ・コーラに聞いてみたいところだ。
因みにすっきり柑橘フレーバーとはなっているが柑橘感はあまり感じられなかった。
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